サイコパス 中野信子 書評です。
サイコパスに興味がある人、周りにいる人がおかしいw人 おすすめ度3です。
最近、サイコパスっていう言葉が良く使われますよね。
若者の会話の中で「サイコパスかっ」なんて突っ込む場面も。
中野信子さんがサイコパスについて本を書かれているので読んでみました。
Amazon⇒サイコパス (文春新書)
中野信子さんは脳科学者です。
大学の准教授でもあり、著者もたくさんあります。
サンマさんのホンマでっか!?TVやとくダメのコメンテーターもされていてテレビでもよく見かけます。
わかりやすいコメントでハッキリしているところが人気ですね。
脳科学的な話も入っていますが、むずかしくないです。サイコパスを知るための導入の本としては良いと思います。
実際に付き合う方法などは書いてないです。
なんでこの「サイコパス」という本が気になっていたかというと・・・
私の一番身近な友達が実はサイコパスなんじゃ?って疑っていて。
この本が気になっているあなたの周りにもそんな人がいるのではないですか?
日々の行動や言動でおかしいと思うところがしばしばあって。
もう、ふりまわされてばかり。
精神的に痛手をくらうのは私だけで日々言っていることが違うし、行動が突然だし。
もう、まいにちジェットコースターみたいです。
最近、それが大きくなって、もう友達でいることに限界を感じています。
それで彼女が普通なのかどうなのか?を確かめたくなったんです。
サイコパスってわかったら何だかあきらめがつく気がしています。
サイコパスの特徴
この本によるとサイコパスとは反社会性パーソナリティ障害のこと。
人格障害の一つ。
反社会性といってもみんながみんな犯罪を犯すわけではないけど、犯罪を調べるとサイコパスの人が多い。
軽いサイコパス?って思う人は結構周りにいますよね。
100人に1人はサイコパスだそうです。
脳の働きに問題があり、遺伝要因も多いそうです。
サイコパスの特徴は、
・外見や語りが過剰に魅力的でナルシスティックである。
・恐怖や不安、緊張を感じにくく。大舞台でも堂々と見える。
・多くの人が倫理的な理由でためらいを感じたり危険に思ってやらなかったりすることも平然と行うため、挑戦的で勇気があるようにみえる。
・お世辞がうまい人ころがしで、有力者を見方につけたり、崇拝者のような取り巻きがいたりする。
・常習的にウソをつき、話を盛る。自分を良く見せようと主張をコロコロ変える。
・ビックマウスだが飽きっぽく、物事を継続したり、最後までやり遂げることが苦手。
・傲慢で尊大であり、批判されても折れない、懲りない。低い
・つきあう人間がしばしば変わり、付き合いがなくなった相手のことを悪く言う。
・人当たりはよいが、他者に対する共感性そのものが低い
彼女、すべて当てはまるんですが・・・(汗
たぶんサイコパスだ><
いや絶対・・・
この本では上の内容がもっともっと詳しく書かれています。
サイコパスについて知りたい人、本の内容はわかりやすいので読むと納得します。
サイコパスだから付き合うのをやめなさいというわけではないんです。
実際、社会で活躍している実業家や有名人、偉人にはサイコパスと思われる人も多い。
ただ、知ってると知らないとでは付き合い方が違う気がします。
私は友達についてずっと違和感を感じていました。
普通のことを話しているつもりでも彼女は理解してくれない。
自分の言葉で人を傷つけても、相手の気持ちが理解できない。
昨日、話してもう、やらないと言ったことを今日もやる。
昨日話したことはまるで忘れたように。
反社会的なことを罪悪感もなくやってしまう。
だけど、明るくて社交的なのでちやほやされていて、いろいろ注意する私がなぜか悪者。
あれ?こんなことを思ったり言っている私の方がおかしいのかな・・・
なんだろう、モヤモヤする。
本を読んでようやくわかりました。
共感できない、理解できないことを要求していた私が悪かったんだとわかりました。
今後、友達でいるかどうかは、ちょっと難しいなと思いましたがそういう決断もサイコパスを理解できたからだと思います。
あっサイコパスは治らないそうです。
どうしても関わらないといけない関係じゃなかったら、私は逃げたい。
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