独学という道もある 柳川範之 書評です
☆いくつになっても道はたくさんある
Amazon⇒独学という道もある (ちくまプリマー新書)
目次
第一章 道はたくさんある―高校へは行かないという選択
第二章 こんな勉強をやってきた―大検学習法
第三章 いつでもやり直せる―通信大学から研究者の道へ
評価(5段階)Amazon・楽天ブックレビュー・他書評サイト・+私の独断と偏見で決めています
読みやすさ:★★★★☆
面白さ(興味深い)★★★★☆
おすすめ度★★★★☆
実行できるか?★★★☆☆
独学という道もある 柳川範之 どんな人に読んでほしいか?
べんきょうしたいなと思い立った人
何かを始めたいなと思っている人
著者の柳川範之さんは父親の海外勤務でブラジルへ行き、高校も行かず大検を受けて、慶應義塾大学の通信課程の経済学部経て東大大学院へすすみ、現在は東京大学経済学部の教授になっていらっしゃいます。
高校に行かないということも、大学は通信課程で学ぶということも、まったく迷いなく選択されていて、学校にいかないで家にいても勉強は出来るし、教授になることだってできるんだということを教えてくれています。
勉強したいと思ったらどこでだってできる。
必ず高校に行って大学へ進むという道じゃなくても学ぶ方法はたくさんある。
もっと自由に選んでも良いんだという。
社会人になってから学び直そうと思って学校に行くのもよし。
子育てが一段落したからや退職後にもう一度勉強したいからという理由でもいい
独学という道もある 柳川範之 どんな本か?
柳川さんがどうやって独学してきたのか、勉強法も合わせて紹介されています。
そしてどういう環境で独学という道を選んだのか?
慶應義塾大学通信課程から東京大学大学院へ進んだ経緯、大学院の4年目にはプリンストン大学でも1年勉強されています。
勉強・独学についての本なんですが、私は物語のような感じで興味深く読みました。
「独学という道もある」本と私
私、この本が好きで何回も読み返しています。
高校も行かず大学も通信課程、それなのに東京大学の大学院へ進んで東京大学教授?!!
夢のような話です。
自分の子供には高校卒業して、受験してそのまま大学へになりましたが。
本当は勉強はやりたいと思った時にやるのが一番いいと思っています。
目的もなく、ただ行くだけなんてもったいないなと。
著者の柳川さんも本の中で書かれていますが、しっかり目的意識をもって独学されています。
普通に通学制の大学より、自分で勉強する通信制の学校は自分に厳しくないといけないので続けることに強い意志が必要です。
強い目標や夢がないと心が折れてしまいます。
慶應大学通信学部へ入学すると、この「独学という道もある」という本を勧められます。
ほとんど家でテキストで勉強するスタイルでスクーリングで大学へ行くこともあります。
レポートを書いて合格しないと科目のテストが受けられず、単位も取れません。
テキストもレポートもかなり難しいのに、おじいちゃん、おばあちゃんもいます。
年齢層も幅広く、勉強したいという気持ちでみんな来ているので皆、一生懸命です。
柳川さんも書いていますが、「高校からダイレクトに大学へ進学するのを禁止て、いったん社会に出て働くことにしたらどうか?」。
そういうことを認めてくれる企業が増えたら良いですよね。
世の中、決まった道だけじゃなくて、いろいろな道を選択出来たら、もっと面白いんじゃないかと私も思います。
大学で学ぶことだけではなく、今は独学でできるものがたくさんあります。
やりたいと思っていることも学校に行く時間がないなら、ほかに方法がないか調べてみたら学べる方法があるかもしれません。